- 7月18日の福井豪雨は私も福井にいましたが、その雨量は生まれて初めての経験でした。
「日本のヘソ」で詳細は記載しましたが、皆様からの激励のお電話には、本当に感謝申し上げます。
数人の社員宅が浸水の被害に遭い、社員の勇志が復旧の応援に社員宅へ直ぐ駆けつけました。
災害に合われた家族の方々は、何処から手を付けてよいか呆然とされていましたが、応援に来た社員と共に床の泥排出、
また家具の整理に追われた一週間でした。
- 私も復旧作業を行いましたが、山を削った泥は想像以上に扱いが大変でした。
床上の泥は屋外に排出し、水を撒いて床をきれいにする作業ですが、問題は床下の泥の処理でした。
スコップは使えず、手で泥を集め搬出するしかない状況でしたが、その作業にボランティアの男子高校生が担当してくれ、
床下に入り泥まみれになりながら黙々と泥と格闘していました。
「今時の高校生は何を考えているのか判らない」と言われますが、彼らの姿を見て「もし自分が高校生であれば、果たしてボランティアに参加しただろうか?
福井の高校生は素晴らしい、福井の未来は明るい」と嬉しくなった瞬間でした。
- 今月号の「ユーザーを訪ねて」は川西航空機器でしたが、取材の中で「マツウラを紹介したTV番組を見て高速加工を使って
板金部品を切削加工で製作出来るとの確信を持った」と深田専務の言葉に、情報が溢れている時代に、
問題意識とのアンテナを常に掲げていないと情報は流れてしまう怖さを改めて実感しました。
また高速加工機FX-5の導入で川西航空機器の「ものづくり」の考え方が大きく変わり、その技術力で宇宙の果てで活躍する製品を開発する企業になっていることをお聞きし、
工作機械メーカ冥利を感じた取材でした。
- 11月1日(月)から開催されるJIMTOF2004ではマツウラは更なる新技術の数々を提案いたします。
アンテナを高くする為にも、是非とも直にその技術を見て、また手に触れて「新しいものづくり」へのヒントを感じて頂きたく、
来場をお待ちしております。
- Matsuura NEWS!9月号はページ数を編集の都合で8ページとしましたが、「ユーザーを訪ねて」、「こんなユーザー」も掲載できました。
11月号は都合により休刊させて頂き、2005年新年号で改めて内容を充実させたニュースを発刊いたします。
新年号では9月米国で開催されたIMTS2004また11月1日本で開催するJIMTOF2004の展示会の模様を詳しく、お伝えいたします。
では、また―。
総務部長 上 村 誠
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