【金属光造形複合加工機 「M-PHOTON25C」の開発】 マツウラと松下電工の共同開発

第33回日本産業技術大賞・文部科学大臣賞を受賞



受賞の松浦社長(写真:日刊工業新聞社提供)

 マツウラと松下電工の共同開発による「金属光造形複合加工機M-PHOTON25C」が、 「第33回日本産業技術大賞・文部科学大臣賞」に選定され、4月14日東京・飯田橋のホテルグランドパレスで贈賞式が行われ、 マツウラの松浦社長と松下電工の畑中社長が、表彰状と楯を受賞しました。

 今回受賞の日本産業技術大賞は、産業界における革新的な大型技術やシステム技術の開発を奨励するために、昭和47(1972)年に創設されました。
わが国産業社会の発展に貢献した自主技術による開発成果を毎年選定し、開発・実用化企業やグループを表彰するものです。
今年も主要産業団体や学会などから推薦された技術成果の中から、学識経験者らで構成する審査委員会(委員長は前総合科学技術会議員の井村裕夫氏)が厳正に審査し決定しました。

 今回の大賞・総理大臣賞には日本電信電話(NTT)の「ワンチップMPEG-2HDTVコーデックLSI“VASA”の開発」に、 文部科学大臣賞に「金属光造形複合加工機M-PHOTON25C」が、審査委員会特別賞に「フリクションスポット接合法の開発と実用化」の川崎重工業が選定、受賞しました。

 マツウラと松下電工の共同開発による「M-PHOTON25C」は、複数の加工機が必要だった金型の製作工程が、 1工程でかつ従来比1/2〜1/3以下の短時間で可能になったことが高く評価され、栄ある受賞となったものです。

 授賞式当日に出席したマツウラ松浦社長は「20年来のご縁を頂いている松下電工さんから“一緒にやりませんか”と声をかけられたのが開発の切っ掛けでした。 このご縁に大いに感謝し、人と人とのつながりの大切さを、実感しています」と話されました。

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