- 桜咲く良い季節を迎え、福井市内を流れる足羽川堤防では、満開の桜並木に多数の市民が憩いを求め賑わっています。
北陸に住む人にとって桜が咲くことは、長い冬から目覚めさせ開放感に溢れます。
Matsuura NEWS! を今回から担当する私も、桜に負けず毎号良い内容を咲かせたいと決意しています。
- 日本工作機械工業会の発表で3月の受注総額が1,016億円となり、6年10ヶ月ぶりに1,000億円を超えました。
工作機械の受注は景気の先行指標として良く取り上げられますが、世界同時好況で、需要の顕在化が一層鮮明となっている模様です。
特にアジア向けの受注の伸びが著しく、地域別受注実績が大きく変わっています。
しかし部材の値上げと納期確保が難しくなり、手放しでは喜べません。
- アジアに出されていた仕事が日本に戻る兆候が見られますが、量のある仕事は戻らず、短納期、小ロットと利益を上げにくい仕事しかない状況です。
また少子・高齢化、環境問題の最先端国として日本は、国際分業化の中で開発拠点の地位を確立しなければなりません。
それらに対応し、マツウラが長年提案してきた5軸無人加工システムMAM72のコンセプトが、再び高く評価され引き合いが増加しています。
- 1回の取付け取外しで全方向から削る加工方法と治具レス、多面パレットによる無人運転システムが、
変化の激しい市場の要求にマッチし、発表以来10余年経った今、さらに長期的展望が望めます。
新しい中核となる技術や商品は10年以上必要とは、松浦社長の言葉。
次の中核はレーザ加工機と定め、育成の時を迎えています。
- 「シングル or ダブル」で松浦社長が述べていますが、大リーグで活躍する日本人選手が好感を呼び、日本を高く評価されている由。
特にニューヨークヤンキースの松井選手の「誠意ある行動」から、日本の認識が変わってきたそうです。
どんなに情報を発信しても、人間の行動を通じてしか正しく評価されない。
いくら情報化が進んでも、変わらない原理と、改めて言動に対する責任を感じて、襟を正さねばと思います。
- Matsuura NEWS! の新しい編集発行人として、力不足ですが、皆様に価値ある情報を伝える広報誌を目指しいろいろな方々のご協力、
ご指導を頂きながら、最善の努力をしてまいります。
どうぞ、よろしくご支援を願い上げます。
総務部長 上 村 誠
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