タマちゃん

心を、癒す─!

 負けても負けても、あきらめず挫けない高知競馬場専属の“はるウララ”が旬の話題ですネ。
恐らく、ひたむきに頑張る“はるウララ”の姿が、自分と二重写しになるのでしょう。
負け続けて“不況日本”のアイドルになっている“はるウララ”は、その名前からして“癒し系”そのもの。
初出走いらい100連敗で出場した、2004年1月2日の高知競馬には、約9000人強の観客を集め正月のめでたいレースながらも、やはり優勝ならず。

 それでも完走して、9000人余りのファンを喜ばせた“はるウララ”ですが、いよいよ世界的なジョッキーの武 豊さんが騎乗することが決まったとか。
2月末で105連敗中の名馬は、今度こそ“あきらめず”に奇跡をよんで優勝するか。
いや、それよりは不況感漂う日本を撥ね返すか、日本中が注目しています。
いつまでも癒やし系ならずと。

 こんな旬の話とは、多少見劣りするのが、日本人の心を擽り続け夢を見せてくれた、アゴヒゲアザラシの子供の話し。
ニシタマオこと“タマチャン”も、私達の心を癒やした功労者でした。
2002年8月に東京都と神奈川県の境界である、多摩川に現れたのが人気者に急浮上。
とうとう特別住民票のとおり横浜市西区の特別住民に。

 タマちゃんの住民票コードが“しあわせ1番”とは、またまた私達、日本人の心を擽ぐり目をうるませます。

 物から心の時代が到来した今こそ、もう一度“心が通じあう”“震えるような”本当の日本と、日本人に戻ってみたいのは、私だけでしょうか。


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