INTERMOLD2004 第15回国際金型加工技術展(大阪)

Only One Technologyマツウラから最新技術を関西で提案





 「世界をリードするモールディングテクノロジー」をテーマにしたINTERMOLD2004(第15回国際金型加工技術展)が、 平成16年4月21日から24日までの4日間、大阪港のインテック大阪で開催されました。

 2年に一度開催される日本国際機械見本市JIMTOFが全て東京開催となり、関西の工作機械展開催機会が少なくなっているなかでの、 平成14年に続き最先端技術の集大成を大阪で発表展示する加工技術展として、注目が集まった展示会になりました。

 この展示会にマツウラは、世界初の金属光造形複合加工機「M-PHOTON 25C」の客先の現場ニーズに合わせた量産改良した2世代の「LUMEX 25C」を初出展したほか、 現在好評のリニアモータ機の最新モデル「LX-0/5AX」と、CAD/CAMの新システム「GibbsCAM V7」「EUKLID」を出展しました。

 金属光造形複合加工機は、第33回産業技術大賞・文部科学大臣賞を受賞しての初展示で、関西地区で初めての出展。
マツウラ展示ブースは開場直前から本機の見学が目的で来場された方々も多く、終日多くのお客様で賑わいを見せていました。
「業界は違うけど、これだけは是非見ておきたいので来場した」とのお客様の声もあり、この新しい技術は分野を超えて、 高い関心と期待が寄せられ、注目の高さに出展の説明員も汗だくで応対していました。

 また「LX-0/5AX」は、全駆動軸にリニアモータを採用した超高速加工機LX-0を基本に、ダイレクトドライブモータを4、5軸テーブルに採用した、 超高速高精度5軸制御立形リニアモータマシンです。
ダイレクトモータ駆動は、リニアモータ駆動と同様に非接触式駆動で、高速高加減速の回転でも、 割り出しが高精度で5軸加工の切削加工時間の短縮を実現。
実切削加工では、同時5軸加工で自動車のターボチャジャーなどに使われるミニインペラ部品を高速で加工して、 見学者から驚きの声が出ていました。

 さらにマツウラで製作した金型で作られるプラスチック部品の成型品も展示。
家電製品を想定して、美しい表面が必要な金型はリニアモータマシン「LX-0」で製作し、 また複雑なリブ形状が必要な内側の金型は「LUMEX 25C」で製作。
この実加工したプラスチックの見本品で、マツウラの新しい革新技術が、実際の金型製作に確実に応用出来ることを証明したため、 見学のお客様は、その完成度に驚かれ、製作した見本品を持ち帰られるお客様も多く見られました。

 マツウラは常に革新的な技術を開発し、商品化を進め今日に至っています。
今回の展示会でも、最新の技術の粋を余すことなく見て頂いた展示会になりました。
11月に東京ビッグサイトで開催される第22回国際工作機械見本市(JIMTOF2004)を目指し、マツウラはさらに新しい創意と技術力の開発につとめます。
今秋開催のJIMTOF2004のマツウラに、ご期待ください。



INTERMOLD2004出品のサンプル

・ キャビ金型製作

 マツウラのリニアモータマシン「LX-0」を使用し深堀り加工、切削のみで磨き工程を省く高精度加工を実現。
使用工具5本
材質NAK55
加工時間6時間30分


・コア金型製作

 金属光造形複合加工機を使用し、放電加工を使わずに薄溝リブ加工を実現。
この加工は溝幅が狭く、深いため切削加工では不可能です。
まさに金属光造形複合加工機でしか出来ない加工です。
造形時間13時間
切削時間25時間
全工程38時間



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