◆◇ ハードからハートへ ◇◆


新渡戸稲造先生の言葉

 数年前に岩手県は花巻や盛岡へ出かけたとき、五千円札でおなじみの「新渡戸稲造記念館」見学の機会を得ました。
この記念館には、新渡戸先生のたくさんの業績や資料、書籍・参考文献などが整然と陳列されていました。

 五千円札の顔ぐらいな認知度だっただけに、中でも1899年アメリカで〈Bushido―The Soul of Japan(武士道―日本の魂)〉を英文で著述し出版、 多くの国語で翻訳され世界に教えていたり、大きな業績を残されたことを知りました。
教育にもまた一段と力を入れていたようです。

 その教育で、人間が生きる道を、多くの日本人にやさしい言葉の6個の文章で今から100年前に述べていました。

  1. 世界に通じる広い心を持て。
  2. 学問とは知識を与えるのでなく、自由と平和を愛する心を与えることである。
  3. 専門センス(専門的知識)より、コモンセンス(常識・良識)を大切にしよう。
  4. 共存共栄。
  5. 本当に偉大な民族とは世界に向かって努力する民族だ。これからの時代は世界から日本を見なければならない。
  6. 自分と異なる主張を排斥するような高慢な事をしてはならない。君達に望むのは自由を愛する心です。



前画面へ戻る