2002年のマツウラは――
「速さ」と「変化」へ、すばやい対応で・・・

- LXシリーズ・MAM72シリーズなど -


 2002年の幕明けは「変革の時代」到来です。
つねに変化する――ことを前提にした「市場変化のスピードに合った物作り」と 「変化・変革への対応」が、必須条件ともいわれています。

 この2つの条件をクリアする具体的な生き方は、「世界にない物を作る」か「世界にない方法で作る」という、 2つのキーワードに合わなければ、世界の市場は受け入れてくれません。

 これらに対応するため、2002年マツウラの「物作り」課題は、「速さ」と「変化」への対応に集約します。
特に私達の主な生産活動となっている市場の日本は、最も新しい技術やパワーやニーズによって、 あくなき挑戦を続けており、その規模は世界一であると考えられています。

 そんな日本市場における「物作り」のコンセプトは、マツウラが20数年前から標榜し、 実行してきた「はやさ」と「変化」への対応、すなわち「高速度・高精度・高精密・自動化」加工への挑戦、そのものでした。

 30余年前にマツウラ独自で開発した、プログラム制御によるフライス盤の自動化は、 今でも「その機能や精度、そして考え方は殆ど劣化せず」現役で活躍していますし、 未来を見つめた未知の分野への挑戦は、いらいマツウラの基本コンセプトとパワーになって、脈々と培養し蓄えられています。

 その結果が、今、まさに開花しています。

< MAM72-3Vシリーズ >

 1990年に開発された多種変量生産による5軸制御加工と5面加工が、 機械加工の主流とした「MAM72-3Vシリーズ」お客様の稼ぎ頭の生産設備として注目されています。

省スペース16uの連続無人運転加工システム
5軸制御立形マシニングセンタMAM72-3VS
移動量(X/Y/Z)680/400/625 mm
(B/C)+65〜-110°/360°
パレット枚数40枚
最大ワークサイズØ300×H250 mm
主軸回転速度15,000 min-1
早送り速度40 m/min


< LXシリーズ >

 また、今までに考えられなかった「微細加工、超精密加工、超高速加工」の未知の分野で、 5年前からリニアモータ駆動による、新しいマシニングセンタの、 LXシリーズ・リニアモータマシンは「はやい物作り」と「変化」への対応で、 ずばり2002年からマツウラの主要商品として、檜舞台に登場。
市場での活躍が期待されています。

超高速高精度加工を実現するリニアモータマシン

  • 超高速高精度加工
    高速の位置決めにおいても、象現突起がなく高い精度を保持します。 抜群の仕上げ面が、磨きレスを実現します。
    真円度 0.001mm以下(LX-0測定例)

  • 生産性の向上
    従来の加工時間を1/2〜1/3に短縮。総電力量の削減にも貢献します。
    (Lエンジン部品の加工比較)
    LX-1弊社高速機
    加工時間6分35秒17分25秒
    総エネルギー量19.74kJ31.36kJ

  • 革新的加工方法
    放電加工に限られた金型加工、不可能とされていた難削材の微細加工が実現します。 また切削工具の共通利用による行程集約も実現します。


    難易度の高い精密加工を実現
    立形リニアマシンLX-0
    移動量(X/Y/Z)300/300/250 mm
    パレットサイズ540×320 mm
    主軸回転速度40,000 min-1(BT30)
    早送り速度90 m/min(加減速度:1G)
    工具本数30本


    驚異的な加工時間の短縮を実現
    立形リニアマシンLX-1
    移動量(X/Y/Z)500/500/300 mm
    パレットサイズ700×500 mm
    主軸回転速度60,000 min-1(特殊BT20)
    早送り速度90 m/min(加減速度:1.5G)
    工具本数18本


    < H.Plusシリーズ >

     さらに「立形マシニングセンタのマツウラ」の実力と豊富な経験を、 基本にして1995年に発売した、横形汎用タイプのマシニングセンタ「ES-450H」は、 北米市場でベストセラー機となりました。
    この上位機種として、立形機から横形機へ移行しつつある市場動向をとらえて、 ハイテク技術を適応し、かつ価格パフォーマンスのある、新横形H.Plusシリーズを2000年秋に発表。
    省スペースで高性能、ゆとりの加工環境を実現しました。
    H.Plusシリーズには、小型ながらクラス最高のワークサイズを実現したH.Plus-300、 大物ワークや部品の多数段取りに威力を発揮するH.Plus-405、 そして量産ラインのシステムに最適なH.Plus-300Aの3タイプがあります。

    省スペースで高性能、ゆとりの加工環境を実現します

    小型サイズでクラス最高のワークサイズを実現
    横形マシニングセンタH.Plus-300
    移動量(X/Y/Z)500/500/500 mm
    パレットサイズ300×300 mm
    主軸回転速度15,000 min-1
    早送り速度50 m/min
    フロアスペース6u


    量産ラインシステムに最適
    ライン対応横形マシニングセンタH.Plus-300A
    移動量(X/Y/Z)500/500/500 mm
    テーブルサイズØ400 mm
    主軸回転速度15,000 min-1
    早送り速度50 m/min
    フロアスペース5.6u


    大物ワークや部品の多数個取りに威力を発揮
    横形マシニングセンタH.Plus-405
    移動量(X/Y/Z)600/600/600 mm
    パレットサイズ500×500 mm
    主軸回転速度12,000 min-1
    早送り速度50 m/min
    フロアスペース10u


    < ソリューションシステムで柔軟な対応 >

     そして、高速・高精度の加工にフレキシブルに対応した、マツウラのソリューションシステムによる、 自動車業界ならびに同関連業界をターゲットにした、マシンビジネス。

     2002年のマツウラは、「変革の時代」にすばやく対応するために、最大限の努力を行ってまいります。

     どうぞ、2002年のマツウラの動きに、ご注目ください。


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