リニアモータマシン「LX-1」が注目の的!
欧州市場を熟知した、マツウラならではの最新機種を一堂に展示

2001 ハノーバーEMO 9/12〜9/19



◆ マツウラ出展機 ◆
1V.Max-800/5AX(5軸制御立形MC)
2H.Max-500/PC5(5面パレット付横形MC)
3H.Plus-300/PC5(5面パレット付横形MC)
4H.Plus-405/PC2(2面パレット付横形MC)
5 MAM72-35V/PC32(32面パレット付5軸制御立形MC)
6 RA-2G(2面パレット付立形MC)
7 LX-1(立形リニアモータマシン)


 世界の著名工作機械メーカーが出展し、規模・内容ともに世界最大の国際工作機械見本市 「2001ハノーバーEMO」が、9月12日から19日までドイツのハノーバーメッセで開催されました。
今回のEMOは過去最高の総展示面積だった1989年を上回るという、実質的に世界最大規模の展示会になりました。

 特に出展面積の45%がドイツメーカーを代表するDMG社を含むドイツ勢が独占し、 さらに欧州工作機械連盟加盟国でドイツを含め、全体の85%という「物作りの復権」を今回の展示会で、 目指すというものでした。
正にすさまじい競争は、欧州各国が国家の威信をかけたパワーそのものだった、といえましょう。

 しかし開催前日の9月11日、米国で起きた同時多発テロ事件によって、状況は一変。
会場内の全てのフラッグポールは、会期中すべて半旗のまま。
さらに開催日以降に現地入りを予定していた、アメリカやカナダなど工作機械需要の50%を占める北米市場の関係者は、 事実上ゼロという有様。
欧州勢が21世紀初頭で目論んだ、製造業復権を目指す基本財の工作機械ビジネスに、 大きな影を落としました。

 そんな中でマツウラは、欧州の海外子会社の英MMP社、独MMG社とマツウラ本社の共同作業により、
今回も切削加工型工作機械が一堂に出展しているメインホールの、13号館(13-D52)に、 新型4機種を含む合計7機種を出展。
欧州市場に根付かせている豊富な実績と経験をベースにした、実力を遺憾なくアピールできました。

 特に、実用型のリニアモータ制御による立形リニアモータマシンLX-1型(主軸回転数・毎分60,000回転/最高)が、 販売実績が北米・欧州ともに先駆けしていることもあって、入場者に注目されたほか、 5軸制御32面パレット付の立形マシニングセンタMAM72-35V型も、 安定した自動長時間無人運転のコンセプトが機械業界、 特に小物精密加工分野の変種変量加工面で威力を発揮していることが認められるなど、 マツウラブースは米国テロの不幸な事件が発生しながらも、常時入場者も多く人気は大きく盛り上がりました。

 EMOブースへは、マツウラ本社から松浦社長、松浦勝俊常務のほか、 海外営業や技術スタッフなどが応援に駆けつけましたが、全日にわたって、 ひきもきらぬ来場者の対応に汗だく。
現地のMMP社、MMG社並びに欧州各国や北米の各販売店の担当者とも力を合わせて、 市場の実態を把握し実需に即した販売体制へのシフトを行い、相応の成果を得ることができました。

F1レースを中継して、
大いに賑わいを見せたマツウラブース
松浦社長もブース来場のお客様に、汗だくで対応――

マツウラブースのある3号館全景

欧州市場のお客様を釘付けにした、リニアモータマシン「LX-1」


Matsuura's PUBLICITY

平成13年11月3日付「福井新聞」より転載


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