おみこし作成風景


ネット・ビジネスとモノづくり

 インターネットで一儲け。
大企業から学生、主婦に至るまで、今や日本中がネット・ビジネスで昼も夜も明けないほどのブームになってきました。
これが新規産業やビジネスを生み、設備投資を生み雇用を増大させ、景気を浮上させる効果は、正に絶大であるとも言われます。

 だが、これらネット・ビジネスは、流通や取引の効率化や情報交流の迅速化などに寄与するサービス産業が主流であるという事実を忘れてはならないでしょう。
ましてネット・ビジネスが、日本経済の屋台骨を支える基幹産業になると、日本中が錯角したところに悲劇が始まろうとしています。
ネット・ビジネスは、その意味で効率良くモノ作りをするための「手段」であると位置づける。
裏を返せば「モノ作り」こそ、日本の産業発展の原点である──と考えるのが、真っ当な人の考えではないでしょうか。

 閑話休題──。
強烈に暑い今夏も、連続13回目の出場を果たそうと、マツウラはモノ作りの原点に情熱を傾けたのが、福井の夏の風物詩“フェニックスまつり”のおみこしでした。
マツウラの若手社員20名が中心となって、5月20日過ぎから毎夜、ボランティアで作り上げたのが「F1ドラえもん・みこし」プラス 「ドラミちゃん・子供みこし」です。

 40日以上の連続真夏日という猛暑にめげず、マツウラのみこしに絞り込んだモノ作りへの情熱は、これからの工作機械製造という産業界の原点で、 遺憾なく発揮されることでしょう。
最後までやりとげた彼らに、感謝──。
最後の追い込みに、真剣に取り組んでいる彼らの、7月4日の、2枚の写真は貴重な記録です。


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